2008年07月21日

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド

昨日ようやくDVD借りてきて観たんだけど、なんか余りにも意味不明って言うかアレな出来だったので、一晩寝てからでないと感想が書けなかった。

前作デッドマンズ・チェストから続いてるストーリーなのに、前作の要所要所を思い出させる工夫が殆ど無い。2時間49分という長尺の映画なのに、だ。
だから「これって何だっけ、この人何した人だっけ」と、記憶を探りながら観ることになってしまって、今の展開が良いことなのか悪いことなのか、イマイチ判然とせず乗りきれない。
映画観る前に必ず前作観て復習してこいってのか、ふざけんな。

で、その長尺を何に使っているのかといえば、「思わずフッと笑ってしまう(つもりの)、デップさん小ネタ集」で、これも、記憶を辿りながらだと「ああ、今のってもしかして笑うところ?」と1テンポ遅れてしか気付かないので不発。いや、ぶっちゃけ寒い。
スパロウ救出シーンなんて、こういう必要もない小ネタを延々入れてるせいで、なんの盛り上がりもなくいつの間にか助かっちゃった、という印象になってしまっている。
あと登場人物増やして、取って付けたような「評議会」出してきてるせいで、色々お話しが複雑になってるから、余計に些末なことを考えながら見なきゃいけないんだよな。

そうしてダラダラと盛り上がりもなく続けてきたあげくに、ラストのところで突如「自由と勇気と団結」(ハリウッド映画にありがちなアレ)の、しかも主にエリザベスの唐突なアジによる無茶なテンションUPを見せられると、あーもう勝手にしてくれよ〜と、気分的にグッタリしてしまった。

製作のジェリー・ブラッカイマーが絡んだ映画って、私のこれまでの印象ではなんというか、色んな意味で「雑」って感じで、でもまあケレン味だけはとにかく上手い人だなあと思ってたんだけど、これはその雑さがあらゆる処で発揮されてて、ケレン味までも押しやってしまった。ってところかしらねえ。
な〜んか内輪受けの強い映画でした。
あ、金はかかってるから画面作りは見応えあったよ、そんぐらい。
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2008年07月19日

対決 巨匠たちの日本美術

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前に行った金比羅宮の襖絵と同じく、お目当ては丸山応挙の虎の絵。襖絵と違って、金地にキッチリ細密に描いた屏風が2幅。虎の目の緑が綺麗だわ〜、可愛いわ〜。応挙の描く動物は、ほんとにいいねえ。
しかしこの屏風、1幅が6畳間ぐらいあるんだけど、それが個人蔵ってさ……すごいなあ、なんだか。
対決画の、長沢芦雪の虎の襖絵も、ダイナミックな構図で格好良かったです。

若冲はお馴染みの鶏絵で唯一の金屏風が出てまして、それもよかったんですが、もう一つの水墨画の方が面白かったかな。石灯籠とかを点描で描いてるやつなんだけど、水木しげるっぽいというかなんというか。

そういえば私は、横山大観はあんまし興味を持てるほど目にしたことが無くて、これに出展されてたものが、実物見るのでは初めてだったんだけど、う〜ん……なんか……。
あの屏風絵自体は大胆な感じで面白いとは思うんだけど、なんかもう、既に評価が固まって何を描いても許されるようになってからの絵なので、余裕綽々な感じでつまんない、というのが正直なところ。
もうちょっと迸りというか、そういう若々しい絵が見たかったわ〜って、なら大観に絞った展覧会に行けって話ですね、ははは。

で、風神雷神図は、尾形光琳のと俵屋宗達のが両方見れる! ……わけなんですが、8/11〜17だけの限定公開でやんの。さすが「国宝」。
尾形光琳のだけなら、秋にやる大琳派展でも見れるんだが、でもなあやっぱ両方見たいよなあ。夏休みは混むだろうなあ……でも盆の帰省時期だから逆にマシだろうか。う〜ん、もう一回行くかどうか悩む。

ちなみにこれ以降の注目展はこれ↓
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生活と芸術―Arts&Crafts展
http://www.asahi.com/ac/index.html
京都でやるのが先なので、巡回を楽しみに待っている。
posted by イケ at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記